吉田工業株式会社
砂型積層鋳造
弊社では、生産の各ステージに合わせて様々な工法を保有しております。砂型積層造形は
電場シミュレーションの例として、抵抗体に負荷される電界強度・電流密度シミュレーションから、最適な抵抗パターンやトリミング形状を設計しています。
抵抗パターンとは、抵抗器内部の抵抗値を出現させる形状のことであり、これを最適化することで安定した抵抗値と製品性能を確保することが出来ます。トリミングとは、抵抗値を高精度に調整する技術です。
抵抗器の中でも金属板抵抗器では、電圧検出位置における検出精度が重要になります。
KOAでは、シミュレーション技術を活用することで製品設計や最適な使用方法の提案を効率的に行っています。
チップ抵抗器は、はんだ付けを行うことで基板に実装することが出来る製品です。しかし、製品・はんだ・基板はそれぞれ異なる材料で構成されているので、ヒートショックが発生した際に熱膨張係数の違いから、“クラック”と呼ばれるヒビが接合部に入る可能性があります。そして、このクラックが成長し、最悪の場合、断線し電気が流れなくなることがあります。KOAではチップ抵抗器のはんだ接続部の熱応力シミュレーションを行い、クラック不具合を抑制した最適な設計を効率的に行っています。