「カシメ接合方法」は、製品を各部材毎に加工した後に金属の塑性変形を利用して接合する方法です。常温で接合を行うため、熱歪みや材料変質が無い高精度な製品を製作することができます。接着剤やロウを用いないため接合強度も安定しています。また、ひとつの材料から作成するわけではないので、部品の各部材毎に最適な特性を持つ材料を選択したり表面処理を行うことができます。それらの部材を接合することで、ひとつの製品に複数の機能や特性を持たせることが可能です。
・製品名
ソレノイドプランジャ
・材質
プランジャ（黒色部）快削鋼
シャフト（灰色部）ステンレス
・特長
磁性材と非磁性材の異材質接合。ひとつの部品に複数機能を持たせることが
可能。
・用途
産業機械
・製品名
バルブ
・材質
シャフト部（細径部）ステンレス
バルブ部（大径部）ステンレス
・特長
シャフト部とバルブ部に分けて加工後に接合することで、精度向上、
材料費削減と加工時間短縮が可能。
・用途
自動車部品
・製品名
スプールバルブ
・材質
スプール部（細径部）クロームモリブデン鋼
フランジ部（大径部）快削鋼
・特長
スプール部は切削→熱処理→研磨、フランジ部は切削後に接合することで
スプール部の研磨を停止研磨からセンタレス研磨に変更して面粗度向上。
・用途
農業機械
・製品名
チューブニードル
・材質
チューブ部 樹脂（Φ1.1）
ニードル部 ステンレス（Φ1.0）
・特長
接着材を使わずに機械的に接合しているため低侵襲。
・用途
医療機器
・製品名
コイルシース
・材質
コイルシース部 ステンレス（外径Φ2.1、線径Φ0.4）
金属部品 ステンレス
・特長コイルのような変形しやすい素材にも部品を接合することが可能。
・用途
医療機器
共進は製品を作り供給すること自体がSDGs達成のアクションになっています。
低排気ガスエンジン向け自動車部品、農業機械部品、建設機械部品、医療機器部品、水栓・ウォシュレット部品、次世代エネルギー部品、燃料電池車用部品
